
そう言われたことはありませんか?
なぜ断られたのでしょうか。
実はクリーニング店側の絶対に表に出せない理由があったのです。
その理由とは、、、
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洗い方を知らない
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クレームが多い
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火事になる
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儲からない
1. 洗い方を知らない

実はそもそもオイル付きタオルのクリーニング方法を知りません。
オイル付きタオルは通常のユニフォームやタオルのクリーニングの方法が通用しません。
通常のクリーニングであれば合成洗剤を入れて洗濯をすればある程度キレイになりました。なぜならクリーニングで落とすべきは、皮脂汚れ、垢、汗、付着した空気中のゴミ、食べこぼし、ドロなどであったからです。しかし、オイル付きタオルはそうはいきません。
そうです。オイルは今までクリーニング屋が遭遇しなかった「敵」なのです。
洗い方を知らないとどういうことが起こるでしょうか。間違いなくお客様からのクレームにつながります。洗濯、クリーニングがしっかりできておらず、オイルが落ちていない場合、時間が経つとタオルから酸化臭(酸っぱい臭い)がしてきます。
それでは、どうすればオイルは落ちるのでしょうか?
その方法は次の7か条です。
第1条 洗濯中洗濯機の中で叩けるように大型洗濯機を使用する事 第2条 温度を上げる事(60度以上) 第3条 洗剤の界面活性剤が効いて来る時間洗う事 第4条 水質に合った助剤を使用する事。 第5条 上記を勘案してすすぎ時間を設定する事 第6条 すすぎの間には強脱水をかける事 第7条 乾燥時のクールダウンを充分に取る事
この7か条を守っていれば基本的にオイルは落ちます。
ただし・・・オイルも色々な種類があり、それに対応する洗剤の選択が難しいのが実際です。洗剤の種類、助剤の種類も数え切れないくらいあり、幾つかの種類を混ぜ合わせて使用しますが、そのブレンド方法は洗濯職人の「技」であり、料理人の秘伝のレシピ同様に奥が深いものです。
2. クレームが多い
洗い方を知らないとどういうことが起こるでしょうか。間違いなくお客様からのクレームにつながります。洗濯、クリーニングがしっかりできておらず、オイルが落ちていない場合、時間が経つとタオルから酸化臭(酸っぱい臭い)がしてきます。
これは具体的にはオイル付きタオルの洗浄の時間、すすぎの回数、すすぎの時間が不十分だから起こる現象です。
3. 火事になる

これは大変です。実際に火事になった例は年に何件もあります。これは乾燥の時間と温度、乾燥後のクールタイム及び保管方法等、何をどうしたらわかっていないために起こります。火事になると大変です。人命に関わるのはもちろんのことですが、クリーニング工場にだしているタオルが燃えてしまうのでお店の方々のご商売に支障がでます。また、このノウハウはあまりに知られていないため、リネンサプライの組合ではオイルタオルは引き受け禁止になっているところが多いのが現状です。
つまり、多くのタオルのクリーニングのサービス提供会社は最初からオイルタオルを敬遠しているということです。
4. 儲からない

最後に、タオルというのは単純にクリーニングしてもあまり儲かりません。なぜでしょう。それはクリーニング業界の収益構造にあります。
クリーニング工場は数千万円から数億円の投資をして設備を整えます。集配の車に積める量は決まっているので、回収袋1袋の単価が高いほうが良いに決まっています。一般的にタオルの場合、1袋辺りの単価は4,000円くらいです。一方ユニフォームですと8,000円以上になります。売上も利益も出やすくなり、そのため多くのクリーニング会社はユニフォームのクリーニングにシフトしがちなのです。
ただし、ユニフォームのクリーニングが多くの利益をとっているというわけではありません。
ユニフォームのクリーニングの値段が高い理由は、タオルよりも多くの機械が必要で、工程も多いことから人件費もかさむからです。補足しておきます。
クリーニング店があなたのお店のオイル付きタオルを断る理由は上記のようなことだったのです。
私たちはオイル付きタオルの専門会社です。
安心してご相談ください。
